山田陽翔(やまだはると)さんは滋賀県代表の近江高等学校の剛腕投手。
2022年夏の甲子園で通算10勝をマークし、すでに歴代記録に名を連ねています。
山田陽翔さんが1番凄いのは、投げて良し、打って良しの総合力。
投手だけではなく打者としても、本領を発揮しています。
甲子園3回戦では海星高校と対戦し、満塁ホームランを放ったことも大きな話題となりましたね。
今大会で大注目の選手となっている山田陽翔さんの評価や評判はどうなのでしょうか?
投打で活躍しているので、投手・野手どちらでスカウトの目に止まっているのかも気になるところです。
能力は申し分ないように感じますが、ドラフト下位指名との噂もありますね。
今回は、山田陽翔さんの評価や評判。
スカウトの投手・野手での判断やドラフト下位指名の噂も調査していきます。
では、楽しんで行ってみましょう!
山田陽翔(近江)の評価・評判は?

山田陽翔さんの評価は高いです。
高校2年生時点での投球レベルではあまり評価されていなかった山田陽翔さん。
3年生になり投球フォーム含め、総合的に大きく成長していることが、評価が高くなっている要因です。
”── こんな投手らしいフォームだったかな?
近江の山田陽翔(はると)の投球練習を見て、そんな疑問が湧いてきた。夏の甲子園ベスト4に進出した、高校2年時の投球動画を見直してみる。
当時は上体が前かがみの体勢で投げていたが、新3年生となった今は背筋がスッと立っている。その姿勢のよさが「投手らしい」の印象につながっているのだろうか。”引用:https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2022/03/21/post_12/index.php
山田陽翔さんの評価を見直す機会となったのは、思いがけず巡ってきた2022年春のセンバツ。
本来であれば京都国際が出場予定だった大会ですが、コロナ陽性者の問題で京都国際は、出場辞退となりました。
そこで、近畿の補欠校となっていた近江高校が繰り上がりで出場となっています。

人柄の良さも魅力の1つである山田陽翔さんは、京都国際の出場辞退について、
『いたたまれない』
と気持ちを吐露していましたね。
”山田は申し訳なさそうな表情で「いたたまれない」というフレーズを口にした。
引用:https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2022/03/21/post_12/index_2.php
「本当に自分たちが戦っていいのか?」という思いが拭い去れないのだろう。”
苦渋の決断で出場を辞退した京都国際。
その思いを無下にしない、素晴らしいピッチングを山田陽翔さんは見せてくれます。
2年生時点では見向きもされなかった投球フォームは投手らしいと思わせる、良好な姿勢へ改良。
高いリリースポイントから放たれるストレートは、春のセンバツ時点で最速146キロ。
長崎日大を相手に13回の延長を最後まで投げ切り、総投球数は165球に及びました。

”延長13回、165球を投げ抜き、6対2で勝利。
引用:https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2022/03/21/post_12/index_2.php
その投球には、「俺は投手だ!」という強烈な自我が滲んでいるように思えた。”
疲労による故障が気にされる高校野球で、165球を投げ込める体力と気合は素晴らしいですね。
試合終了後には、
『13回を投げたわりには、全然大丈夫です』
と意気揚々とインタビューに答えていました。
負担軽減のために変化させた投球フォームは、うまくハマっているようですね。
この2022年春のセンバツでの戦いは、スカウトの目に大きくとまり、高評価となっています。
”このセンバツを機に投手としての評価が逆転した格好だ。”
引用:https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2022/03/21/post_12/index_2.php
春のセンバツで存在感をアピールした山田陽翔さん。
2022年夏の甲子園でも、成長した姿を改めて披露し、ファンとスカウトの視線を集めています。

近江高校の初戦となった鳴門高校との対戦では、8回を投げ4安打2失点。
奪三振は13回をマークし、得意のストレートも大会最速148キロを記録しました。
”エース右腕の山田陽翔(はると)投手(3年)が8回4安打2失点、毎回の13三振を奪い、無四球と圧倒的な投球を披露した。”
”初回に大会最速の148キロをマーク。自身11試合目を数えた甲子園では最速で、自己最速に1キロと迫った。”
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/5906c0343e8cf14a28319e083537a189924aa79b
大会最速という部分に目を奪われがちですが、注目すべきは無四球の部分。
四球を出さない制球力は、プロでも必ず必要となる能力。
そこを披露できたのは、大きなアピールになりましたね。
得意変化球のスライダーに至っては、
『高校生レベルでは捉えられない』
とまで言われており、さらに注目を集めています。
”▽西武潮崎編成グループディレクター 腕の振りがいい。初対戦であのスライダーを見切るのは難しいと思う。”
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/5906c0343e8cf14a28319e083537a189924aa79b
評価だけではなく、周囲の評判も高いのが山田陽翔さん。
2022年夏の甲子園3回戦で見せた満塁ホームランも、
:quality(60)/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/VW64DXQ4KJKTBELSE6POF2TMME.jpg)
『自分にそんな力はない』
『みんなが打たせてくれたホームランです』
と語っていました。
監督やチームメイトは、山田陽翔さんを『最強』や『持っている男』と褒める中、
周囲の助けによるものだと素直に語れる人柄は、真の心の強さを表していますね。
“近江高校の食堂運営に携わり入学当初から知る川岸隆二さん(49)は「礼儀正しくて気遣いできる子。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/e0f09b6b370a9127ae1af636461393fb07d5ebb9
でも、普段は甘えてきてくれる、人懐っこい子です」と話す。
グラウンドを離れても、人を引きつけてやまないのが山田だ。“
人を惹きつける天性の才能も持ち合わせている、山田陽翔さん。
打って、投げての大活躍は心から野球ファンを熱くさせてくれます!
山田陽翔さんについて、スカウトの評価が高いのは投手なのか?野手なのか?
見てみましょう!
山田陽翔(近江)のスカウトは投手で?それとも野手?

スカウトの評価としては、投手・山田の方が高評価です。
”試合後、複数のスカウトに山田について聞いてみたが、おおむね「投手・山田」は好評だった。”
引用:https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2022/03/21/post_12/index_2.php
春のセンバツ、夏の甲子園。
安打数も多く、力の強さだけではなく、広く打てる技術も披露している山田陽翔さん。
そんな野手としての能力も高く買われていますが、どうしても投手としてのアピールポイントの方が高く出てしまいますね。

野手としての評価を見てみると、
<西武潮崎編成グループディレクター>
打撃は小力がある。打球スピードが速い。
<ロッテ榎スカウト部長>
打者としては引っ張る打撃だけでなく、内角に入るボールを逆方向に打っていて、広角に打ち分けられる。投打ともに魅力で高い評価。
<在京セのスカウト>
素材としてはどちらも面白い
<パリーグ スカウト>
打者としてはリストにも載っていない。
少し、厳しい意見もありました。
『打者としては・・・』という文言をみると、ピッチャーとしての活躍を期待しているともとれますね。
打者では、山田陽翔さんとも交友がある高松商業の浅野翔吾さんがドラフト1とも言われています。

猛者が多い2022年夏の甲子園、打者でのドラフト上位指名は困難を極めるでしょう。
ピッチャー山田陽翔さんとしては、今大会1位、2位を争うほどの高評価。
近畿地区を担当するスカウトは、
ピッチャーでは、やはり山田が一番の注目株ですね。
選抜までは少し力任せに投げている印象でしたが、この夏は状態も良いのか、楽に投げられているように見えます。
あれだけ速い変化球が多彩で、コントロールが安定していれば、(相手打者は)なかなか打てないですよね。
しっかり体も鍛えているようでスタミナもありますし、精神的な強さも感じます。
プロ向きの選手だと思います。
制球力も高く、高い位置から放たれるストレートは最速148キロ。
そこに、速い変化球もあわさる総合力。
高校生だけではなく、プロでも即戦力となりそうですね。

投手としては、ドラフト上位指名への期待が高まるところです!
高評価の情報が多い中、ドラフト下位指名との噂もありますね。
詳細を見ていきましょう。
山田陽翔(近江)ドラフトは下位指名の噂も

山田陽翔さんに関しては高評価の声も多い中、スカウトの評価としては厳しい見方もありました。
少し抜粋すると、
<バリーグスカウト>
投手としても、すでに体は出来上がっていて、伸びしろという点で疑問。
期待を込めて下位指名でしょう
<セリーグスカウト>
投手としては真上から角度をつけて投げる球に力があり、直球のキレもいい。
なんと言ってもスタミナと、打者に向かっていく気迫がすごい。
3位か、それ以下の指名ではないか。
打者としてはパンチ力があり、下位で指名されるかもしれない。
まずは投手をやらせて、ダメなら打者転向というのもアリかもしれません
山田陽翔さんほどのピッチャーでも、ドラフト1位指名は難しく、さらにはプロ入り後の活躍は厳しいとの見方があるんですね。
『体が出来上がっていて』という部分を考えると、確かに夏の甲子園で活躍しているピッチャーの中では、体格的に不利と言えるかもしれません。
大阪桐蔭の3年生エース、川原嗣貴さんは188センチ。
同じく大阪桐蔭の3年生右腕、別所孝亮さんは183センチ。
いずれも180センチを超えています。

対して山田陽翔さんは、175センチの78キロと小柄。
筋肉もしっかりついている体を考えると、プロ入りしてからの肉体改造は大きな変化を生まないと捉えられるかもしれません。
ドラフト上位指名となるには、将来の伸びしろまでアピールする必要があるんですね。
やはり長年プロ野球を見てきたスカウト陣の眼は凄い。

下位指名の可能性についてコメントするスカウトもいれば、山田陽翔さんの魅力を語るスカウトもいます。
<ロッテ・榎スカウト部長>
改めてスターだな、と思った。ピンチで抑えるのが一番の魅力。スライダーは高校生レベルでは打てない
スターとまで言われていますね。
山田陽翔さんの評価について結論をいうと、『スカウトの中でも真っ二つに意見が分かれている』というのが現状でしょう。
2022年8月18日には、準々決勝で浅野翔吾さん率いる高松商業と対戦予定の近江高校。
ドラフト1位指名とまで言われるバッティングと、山田陽翔さんの制球力とキレのあるスライダー。
どちらが勝利するのか、楽しみですね。
高松商業に勝利すれば甲子園優勝も見えて来ますので、ぜひ頑張っていただきたいですね。
まとめ
今回は、近江高校の山田陽翔さんの評価やスカウトは投手なのか野手なのか、下位指名の噂も調査してきました。
山田陽翔(近江)の評価・評判は?
・スカウトの評価は高い
・投打ともに高評価
・評判も良く、周りをひきつける魅力ある人柄
山田陽翔(近江)のスカウトは投手で?それとも野手?
・スカウトの評価が高いのは、やはり投手としての山田陽翔
・最速148キロのストレート
・キレのあるスライダー
・無四球で投げ切ることが出来る、制球力もあわせもった投手
山田陽翔(近江)ドラフトは下位指名の噂も
・スカウト陣としては伸びしろが無いのでは?との声がある
・高くても3位指名、野手として下位指名の可能性も示唆
・山田陽翔さんは、175センチの78キロ
・投手として体格で劣っている部分は大きい
山田陽翔さんについては、いかがでしたか?
昨年から大きく進化した山田陽翔さんに、高評価の声は多かったですね
礼儀正しい一面も、人柄として魅力的です。
しかし、プロの世界は甘くないのでしょう。
スカウトの厳しい意見があることも事実。
夏の甲子園、準々決勝での活躍はスカウトの眼にどう映るのか?
山田陽翔さんから目が離せませんね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。