蝉川泰果(せみかわたいが)さんは最近プロに転向した期待の若手プロゴルファーです。
転向前にプロの大会であるパナソニックオープンと日本オープンゴルフ選手権で優勝。
アマチュアながらプロの試合で2勝したことで、ゴルフ界では大きな話題となりましたね。
今回は、男子ゴルフ界の期待の新星、蝉川泰果さんの出身高校や中学校を調査します。
東北福祉大学在学中にプロ転向という話もありましたのでみていきたいと思います。
蝉川泰果の出身中学校はどこ?
蝉川泰果さんの出身中学校は、兵庫教育大学附属中学校です。
正式な名称は『国立大学法人兵庫教育大学附属中学校』。
男女共学の国立学校ですね。
兵庫教育大学附属中学校の偏差値は、情報サイトによってまちまちですが、43〜48。
偏差値はそこまで高くないですが、募集生徒数が少なかったり適正検査があるなど、簡単に入学できるわけではなさそうです。
兵庫教育大学附属学校にゴルフ部はないので、蝉川泰果さんは学校で練習していたわけではなく、小学生時代から青木翔さんから指導を受けています。
青木翔さんは渋野日向子さんなど多数の有名プロゴルファーを指導してきた有名コーチですね。
“「泰果のスウィングは、ジュニアの頃から変わりません。練習場でスウィングを作ることをしていない彼は、個性のカタマリです。打ちたい球筋をコースで追求してでき上がった実戦的なスウィングです」(以下・青木翔コーチ)”
引用:https://www.google.com/
ジュニアの頃からスイングが変わらないということは、小さいころからしっかり基礎が出来上がった状態にいるということですね。
そのことが分かるのが、中学校での戦績。
こちらがその一覧です。
- 2013 全国中学校ゴルフ選手権 29位
- 2013 関西中学校ゴルフ選手権 11位
- 2013 Callaway Junior Golf Championship 10位
- 2013 エリートグリップJGTOチャレンジトーナメント 67位
- 2014 関西中学校ゴルフ選手権 2位
- 2014 兵庫県中学校ゴルフ選手権 6位
- 2015 日本ジュニアゴルフ選手権競技 男子12歳~14歳の部 2位T
- 2015 兵庫県ジュニア 優勝
- 2015 関西ジュニアゴルフ選手権 3位
- 2015 兵庫県中学校ゴルフ選手権 優勝
- 2015 関西中学校ゴルフ選手権 8位
- 2015 全国中学校ゴルフ選手権 2位
- 2015 全国中学校ゴルフ選手権春季大会 11位
多少ばらつきはあるものの、中学校1年生から大会上位にランクインしています。
また、2年生の時には関西中学校ゴルフ選手権で優勝。
3年生になったころには兵庫県大会で優勝、全国の選手権で2位と好成績を残しています。
結果として上位に入っていませんが、プロのトーナメントであるミズノオープンにも出場していますね。
中学校時代から高いレベルの人たちとラウンドを回って勉強していたことがわかりますね。
ジュニア時代から固めた基礎と、実践で学んだ経験値をもとに突き進む蝉川泰果さん。
高校はどこに進学したのでしょう?
蝉川泰果の出身高校は?
蝉川泰果さんは兵庫教育大学附属中学校を2015年に卒業し、2016年に大阪府大阪市にある興國高等学校へ進学しています。
興國高等学校の偏差値は40〜58。
幅があるのは、普通科とITビジネス科で合計8のコースに分かれているからです。
蝉川泰果さんが所属していたのは、アスリートアドバンスコースで偏差値は48。
中学校時代から偏差値は大きく変わっていないので、蝉川泰果さんはスポーツ特化で進んできたようですね。
中学校時代から大活躍だった蝉川泰果さんですが、青木翔さんの指導もあり高校生でも圧倒的な存在感を発揮。
2016年10月に岩手県で開催された国体で、興國高等学校では初めてとなる個人戦・団体戦ともに優勝をかざりました。
30年続く興國高等学校ゴルフ部でも初の快挙ということで、学校も大いに盛り上がったようです。
学校のHPで公開された記事はこちら。
“【ゴルフ部】国体優勝! 蟬川泰果 君 凱旋帰校!” “10月6日、7日に岩手県で開催された国体で、個人戦・団体戦とも見事初優勝を飾りました本校1年生アスリートアドバンスコース蟬川泰果君が凱旋帰校しました! 30年を越えるゴルフ部の歴史の中でも、全国大会で優勝を勝ち取った選手は初めてとなります。 学校長先生をはじめとして、監督の中夜先生、顧問の先生方と岩手での熱戦を振り返りながら写真撮影会となりました。”
引用:https://www.kokoku.ed.jp/news/
1年生で国体優勝とは、素晴らしい実績となりましたね。
そのほかの大会での戦績はこちら。
- 2016 日本ジュニアゴルフ選手権競技 男子15歳~17歳の部 3位T
- 2016 関西アマチュアゴルフ選手権競技 40位
- 2017 日本ジュニアゴルフ選手権競技 男子15歳~17歳の部 17位T
- 2017 関西ジュニアゴルフ選手権 優勝
- 2017 文部科学大臣楯争奪 全国高等学校ゴルフ選手権 夏季大会 個人順位:10位、団体順位:4位
- 2017 国民体育大会 20位 13位
- 2017 関西アマチュアゴルフ選手権 2位
- 2017 全日本大学・高等学校ゴルフ対抗戦 10位
- 2017 関西高等学校ゴルフ対抗戦 優勝
- 2017 Liputra World Junior Golf Championship 2位
- 2017 文部科学大臣楯争奪 全国高等学校ゴルフ選手権 春季大会 3位
- 2018 関西アマチュアゴルフ選手権 17位
- 2018 国民体育大会 優勝 2位
- 2018 関西ジュニアゴルフ選手権 25位
- 2018 関西アマチュアゴルフ選手権競技 17位
- 2018 文部科学大臣楯争奪 全国高等学校ゴルフ選手権 春季大会 20位
中学校時代とはまた違って、出場した大会もかなり多くなりましたね。
蝉川泰果さんが3年生となった2018年では、2回目の国体優勝も達成しています。
興國高等学校は蝉川泰果さんが進学した、東北福祉大学と連携した練習があったようで、
ゴルフの練習がしやすい環境だったことも、蝉川泰果さんの躍進につながったのかもしれません。
蝉川泰果さんは高校卒業後にプロ転向を希望していたようですが、力不足ということで東北福祉大学に進学しています。
蝉川泰果の大学は東北福祉大学で在学中にプロに転向!
蝉川泰果さんが興國高等学校を2018年に卒業し進学したのは、宮城県仙台市にある東北福祉大学です。
蝉川泰果さんは2023年1月現在も東北福祉大学に在学中です。
アマチュアからの転向を発表したのは2022年10月31日なので、在学中にプロ転向したということになります。
蝉川泰果さんは中学校3年生から大学3年生まででレギュラーツアーに14試合出場していました。
その中で予選通過を果たしたのは3試合だけ。
しかし大学4年生になり、得意だったアプローチとパターに加え、ドライバーでの飛距離と正確性を向上させて蝉川泰果さんは大きく成長。
プロ転向前となる2022年9月のパナソニックオープンで優勝。
2022年10月5日付で公表された『世界アマチュアゴルフランキング(WAGR)』で第1位となりました。
で、男子のランキング。
— Sudakov@Golf (@Sudakov_moscow1) October 5, 2022
蝉川泰果/Taiga Semikawa 日本人4人目の世界アマ1位に。 pic.twitter.com/sQBDWiBFxA
さらに、2022年10月20日から23日にかけて開催された日本オープンゴルフ選手権では、初日から首位を独走し、1度も首位を譲ることなく優勝。
他者を圧倒し、大会95年ぶりとなるアマチュア優勝を果たしました。
日本オープンゴルフ、蝉川泰果選手(アマチュア)優勝おめでとう御座います。🏆
— 水野達雄(tatsuo mizuno) (@mizuno_tatsuo) October 23, 2022
アマチュアとして95年ぶりの快挙、本当に素晴らしいです。 pic.twitter.com/xEi2fx6dJN
95年ぶりの偉業とあって、大会の運営側もさぞ驚いたことでしょう。
蝉川泰果さんのタイガは、世界最高のプロゴルファー『タイガー・ウッズ』に因んで名付けられています。
まさにゴルフをするべくして産まれてきた、天才ゴルファー。
この勢いはプロ転校後も続いて行くのか、蝉川泰果さんから目が離せませんね。
まとめ
今回は蝉川泰果さんについて調査してきました。
蝉川泰果さん兵庫教育大学附属中学校から大阪府の興國高等学校に進学し、宮城県の東北福祉大学へ進んでいたことが分かりましたね。
大学在学中のプロ転向ということで、学校の先生や友達から称賛の声が上がっているのではないでしょうか。
怪我には気をつけていただき、各大会でのツアー優勝を期待しています。