林琴奈(はやしことな)さんは、JTマーヴェラスに所属するプロ女子バレーボール選手です。
JTマーヴェラスでは、2022-2023シーズンで副キャプテンも務めています。
2021年の東京オリンピックにも出場しており、現在開催中の2022年バレーボール世界選手権でも日本代表として試合に出場。
2022年10月9日のオランダ戦でも林琴奈さんはチームに大きく貢献されています。
林琴奈さんの活躍もあり、日本代表は地元オランダにストレート勝ちしています。
これからの活躍がますます期待されますね。
今回は世界選手権でも大活躍の林琴奈さんについて、
金蘭会出身(中学〜高校)という情報と、出身小学校を調査します。
林琴奈さんの戦歴(球歴)がすごいという噂がありますので、あわせてみていきます。
では、さっそく行ってみましょう!
林琴奈は金蘭会出身(中学〜高校)
林琴奈さんの出身中学校は金蘭会中学校で、出身高校も同じく金蘭会高等学校です。
金蘭会(きんらんかい)中学校・高等学校は大阪府大阪市にある私立学校です。
学科にはアスリートコースも準備されていて、バレーボールの名門校としても有名な学校ですね。
金蘭会中学校・高等学校の卒業生には多数のバレーボール選手がいます。
卒業生一覧はこちら。
堀込奈央(ヴィクトリーナ姫路)
和田実莉
小池杏菜(日立リヴァーレ)
宮部藍梨
白澤明香里(久光スプリングス)
島田美紅(KUROBEアクアフェアリーズ)
林琴奈(JTマーヴェラス)
西川有喜(JTマーヴェラス)
水杉玲奈(東レアローズ)
曽我啓菜(NECレッドロケッツ)
西崎愛菜(JTマーヴェラス)
西川吉野(東レアローズ)
坊野明里(ヴィクトリーナ姫路)
現在も活躍されている方ばかりの、素晴らしい顔ぶれですね。
林琴奈さんがバレーボールをはじめたのは小学生の時。当初はあまり試合に勝てず、悔しいも思いをしていました。
所属していたチームは強豪というわけではなかったようですが、練習は週6日あり、土日は練習試合という厳しいスケジュール。
そんな厳しいスケジュールをこなし頑張って練習しても、試合で勝てないことに林琴奈さんは大きな不満を感じていました。
小さい頃から負けず嫌いだった林琴奈さんは、『バレーボールをやめたい』と思うこともあったそうです。
“「バレーボールをやめたい」と思いましたが、「やめたい」と思った理由は練習が厳しかったからでも友達と遊べないからでもなく、試合に勝てないのが嫌だったからです。
それほど強いチームではなかったので、試合に負けるたび「勝てないからもう嫌、やめたい」と言っていました。
当時から、ものすごく負けず嫌いでした。”
引用:https://www.jti.co.jp/sports/marvelous/profile/hayashi/interview/index.html
この負けず嫌いが、バレーボール選手としての才能を開花させた要因なのかもしれません。
試合に負けることが嫌だった林琴奈さんは、進学先にバレーボールの名門、金蘭会中学校を選びます。
金蘭会中学校時代
林琴奈さんは京都府京都市の出身。
大阪府大阪市にある金蘭会中学校に通うには、片道1時間弱かかっていました。
まだ13歳の子供には相当厳しい通学時間ですね。
それに加え、『日本一を目指す』という言葉が当たり前のように飛び交う金蘭会中学校。
厳しい練習を続ける足は、いつもパンパンだったようです。
金蘭会は生活面でも厳しく、あいさつや荷物の整理、集合時間の徹底した管理など、
ボールに触る時間以外もいつも気を張っていたそうです。
日本一を目指すというのは、本当に厳しい環境に身を置くということなんですね。
毎日、家を朝6時に出て帰ってくるのは22時頃。
疲れていてもゆっくり眠る時間もなかった生活に、入ったばかりの頃は、不安ばかりだった林琴奈さん。
そんな厳しい環境に耐え抜き、中学校2年生の時に全国中学バレーボール大会で2位を達成。
3年生の時には、日本一の偉業を達成します。
厳しい練習に耐え抜いた努力が実った瞬間ですね。
金蘭会高校時代
有終の美をかざり中学校を卒業した井上愛里沙さんは、金蘭会高等学校へ進学。
中学校では基礎メインの練習だったようですが、高校に入ってからはゲーム形式のチーム練習がメインとなります。
中学校でも活躍していた井上愛里沙さんは、強豪金蘭会高校でも1年生で試合に出場。
インターハイや春高バレーで全国大会を経験することになります。
しかし、1年生で出場した春高バレーでは準決勝に井上愛里沙さんのスパイクミスが最後の失点となり敗退。
雪辱を誓った翌年の春高バレーも準決勝敗退という悔しい思いを経験します。
1年生から大舞台に出場できる選手は少ないので、井上愛里沙さんには貴重な経験となったはずです。
自分が最上級生となった3年生では、井上愛里沙さんはチームのキャプテンに任命されます。
金蘭会高校の池条先生からは、精神面を厳しく指導されていたようです。
“池条先生からは2年生の頃とは比べ物にならないぐらい厳しくされましたね。
言われるのは技術面ではなく、いつも決まって精神面でした。
特に、キャプテンとしてチームを引っ張る姿勢について、先生は私の弱さを見抜いていました。”
引用:https://www.jti.co.jp/sports/marvelous/profile/hayashi/interview/index.html
みんなをグイグイ引っ張ることを苦手としていた林琴奈さんは、後輩の指導がうまく出来ず、同級生に頼ることもありました。
その都度、池条先生からは『人に頼るな』と怒られていたと言います。
『林が変わらなければ勝てない』
池条先生の厳しさからくる、心の言葉をしっかりと感じていた林琴奈さん。
同級生と後輩に支えられながら出場した春高バレーでは、決勝で強豪の東九州龍谷高校に勝利し、全国優勝。
最後の得点を後輩のトスから井上愛里沙さんがみごと決めての勝利。
同級生の裏方サポート、試合での後輩とのつながり、まさにチーム一丸となって得た日本一ですね。
池条先生からは褒められてことがなかったという井上愛里沙さん。
『インターハイはお前のせいで負けたけど、春高はお前のおかげで勝った』
最後の最後で、はじめて先生に褒められて嬉しかったのを覚えているといいます。
厳しさの中にも愛を感じる、素晴らしい先生と生徒の関係ですね。
林琴奈さんは、金蘭会中学校と高校に通っていたことが分かりましたが、出身の小学校はどこなのでしょうか?
みていきましょう。
林琴奈の出身小学校はどこ?
林琴奈さんの出身小学校は、京都市立山階小学校です。
京都市立山階小学校はこちらです。
林琴奈さんには4歳年上のお姉さんがいます。
・お姉さんがバレーボールをしていたこと
・顧問の先生にクラブチームへの参加を誘われたこと
この2つが林琴奈さんがバレーボールをはじめたきっかけとなっています。
林琴奈さんのバレーボール人生には、お姉さんも関係していたんですね。
バレーボールをはじめたのは、林琴奈さんが小学生2年生のときです。
“バレーボールを始めたのは小学校2年生の時です。
理由は単純で、4歳上の姉がバレーボールをやっていて、その練習を見て「面白そうだな」と思いました。”
引用:https://www.jti.co.jp/sports/marvelous/profile/hayashi/interview/index.html
林琴奈さんが小学生の時に参加したクラブチームの名前は、京都の和(なぎ)V.B.C。
小学生で160センチ近くまで身長が伸びていた林琴奈さん。
クラブチームでは、大活躍だったようですね。
しかし前述にも書きましたが、和(なぎ)V.B.Cはあまり強いチームではありませんでした。
試合に負ける事が多かったことで、負けず嫌いの林琴奈さんの心に火をつけたことも事実です。
“試合に負けるたび「勝てないからもう嫌、やめたい」と言っていました。
当時から、ものすごく負けず嫌いでした。”
引用:https://www.jti.co.jp/sports/marvelous/profile/hayashi/interview/index.html
もともとスポーツへの興味が強かったことや、負けず嫌いな性格をみると、林琴奈さんは幼少期から活発的な女の子だったことが分かりますね。
当時から『バレーボール選手になりたい』と考えていた林琴奈さん。
強豪の金蘭会中学校に進学したのは、必然だったのかもしれません。
最後に、林琴奈さんの戦績(球歴)をみていきましょう。
林琴奈の戦績(球歴)がすごかった
林琴奈さんの戦績(球歴)を調べてみましたが、素晴らしいものでした。
小学校2年生でバレーボールをはじめ、クラブチームの和(なぎ)V.B.Cに所属。
和(なぎ)V.B.Cでは成績をあげることができませんでしたが、強豪の金蘭会中学校に進学することで才能を開花。
2年生で出場した全国中学バレーボール大会では、決勝へ進出し全国2位という好成績。
3年生では、日本一に輝くと同時に優秀選手に選出されています。
2015年に金蘭会高校へ進学した林琴奈さんは、全日本ユース代表に推薦され、ペルーのリマで開催された世界ユース選手権に出場しています。
金蘭会高校では1年生から試合に出場し、春高バレーでは準決勝進出。
2年生となった2016年には、希望郷いわて国体に大阪府代表として出場し、東京都代表の下北沢成徳高等学校を破り優勝。
下北沢正徳は東京きっての強豪高校ですから、それを破っての優勝は素晴らしい実績です。
3年生となった林琴奈さんはキャプテンとして金蘭会高校をまとめあげます。
2017年に出場した愛顔つなぐえひめ国体では、大分県代表の東九州龍谷高等学校を破り2連覇を達成。
2018年の春高バレーの決勝でも東九州龍谷高等学校を破り、日本一を達成。
林琴奈さんは最優秀選手に選出されています。
大学へ進学しなかった林琴奈さんは、2018年にVリーグのJTマーヴェラスへ入団し、夢であったプロバレーボール選手となります。
入団初年度からスタメンとして試合で活躍していた林琴奈さんですが、Vリーグのレベルの高さに苦しみ、チームとしては結果がうまく出せない時期となります。
林琴奈さん自身としては、日本代表選手に選出されており、2021年の東京オリンピックや、2021年、2022年のネーションズリーグでも活躍。
Vリーグの2020-2021シーズンでは、レシーブ賞も受賞しています。
素晴らしい戦績の数々ですが、JTマーヴェラスでの実績がもう少し欲しいところですね。
強豪ひしめくプロの世界。
現在開催中の2022年世界選手権での活躍も見ものですが、日本でのリーグ戦で林琴奈さん率いるJTマーヴェラスがどこまで伸びるのかも注目ですね。
まとめ
今回は、林琴奈さんについて出身小学校から高校までと、素晴らしい戦績(球歴)も調査してきました。
林琴奈は金蘭会出身(中学〜高校)!
・出身中学校はバレーボール強豪の金蘭会中学校
・朝6時から夜22時に帰ってくる厳しい日々を送る
・出身高校は金蘭会高校
・1年生から試合に出場し全国大会を経験する
林琴奈の出身小学校はどこ?
・出身小学校は京都市立山階小学校
・小学校2年生からバレーボールをはじめる
・所属していたクラブチームは和(なぎ)V.B.C
林琴奈の戦績(球歴)がすごかった
・中学2年生で全国2位
・中学3年生で全国優勝
・高校では国体2連覇
・春高バレーで優勝
・日本代表にも選出
・2021年東京オリンピックに出場
林琴奈さんについては、いかがでしたか?
活発なイメージはありましたが、相当な負けず嫌いな性格というのには驚きました。
中学生で片道1時間弱の通学と厳しい練習を毎日こなすというのは、普通はついていけないはずです。
強くなりたい、試合に勝ちたいという、林琴奈さんの強い意思を感じるエピソードでしたね。
2022年世界選手権で躍進する日本代表。
負けず嫌いな林琴奈さんの活躍がこれからも楽しみですね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。