第99代内閣総理大臣を務めた、菅義偉(すがよしひで)さん。
政権末期で有力メンバーからのサポートが得られず、自民党総裁選に出馬ができませんでしたね。
菅義偉さんは、総裁選に立候補した岸田文雄さんに総理の座を譲ることになりました。
そんな不本意な状態で政権を手放すことになった菅義偉さんが、
首相に再登板する可能性が浮上している、と噂があります。
気になりますね。
噂の背景には、『勉強会』というワードが多く見られます。
今回は元総理経験者の菅義偉さんについて、
再登板が浮上している内容や勉強会の理由を調査していきます。
では、さっそく行ってみましょう。
菅義偉氏が首相に再登板の可能性が浮上?
菅義偉さんは、首相に再登板する可能性が浮上しています。
再登板については、菅義偉さんが直接公言したものではありませんが、
自民党内部やメディアが騒いでいる様子が、多く見受けられます。
また岸田総理の支持率低迷に伴い、世間では菅義偉さんの再登板を望む声も多く聞かれるようになりました。
少し地味なイメージの菅義偉さんですが、世間からの評判は高かったんですね。
安倍晋三元総理の急な退任にも関わらず、意思を紡ぎつつ自分の軸を貫いた菅義偉さん。
コロナウイルス出始めの脅威の中、『ワクチン接種1日100万回の達成』や『携帯電話料金の大幅値下げ』、『オンライン診療の解禁』などさまざまな実績を残しています。
” 首相在任時、新型コロナウイルス対策を「失敗」と岸田文雄首相らに批判され、内閣支持率の急落から半ば「菅おろし」に遭った菅前首相。
だが、高い目標を掲げて強力に政策を推進する政治スタイルで、1年間に「ワクチン接種1日100万回達成」「携帯電話料金の大幅値下げ」などを次々と達成した突破力は政界随一といえる。”
引用:https://diamond.jp/articles/-/299516
自民党内部での影響力も強く、2022年8月の岸田内閣改造時には岸田総理も菅義偉さんに配慮した人事を行っています。
”「かつて菅政権を支えた人たちが要所に配置された。バランスや配慮が行き届いていると思う」。自民党の田中和徳幹事長代理(10区)は麻生太郎副総裁の派閥重鎮であることも踏まえ発言。”
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/193d70997de2ddcf364f4745daa150f71ac116a1
総裁選への立候補という形で菅義偉さんの総理退任に一役買った岸田総理ですが、
菅義偉さんのことを遠ざけることができない現状を見ると、影響力の大きさが分かりますね。
再登板するという噂の背景には、菅義偉さんが計画していた勉強会というワードが出てきます。
内容を見ていきましょう。
菅義偉氏が勉強会の開催を予定していた!
菅義偉さんは、参議院選挙後に勉強会を予定していました。
参議院選挙は2022年7月10日に実施されているので、
以降の計画であれば、2022年7月中旬から8月くらいですかね。
勉強会の詳細の日程などについては、正式な公言はしていません。
“自民党の菅前総理大臣は自らの政権で掲げた政策を実現するための勉強会の立ち上げを検討し、菅氏に近い議員などからは、新たな議員グループの結集や将来の派閥化に期待する声も出ています。”
引用:https://www.nhk.or.jp/politics/articles/lastweek/86144.html
自民党内で圧倒的な影響力を誇る菅義偉さんが、勉強会を計画ていたとあって、
岸田総理も脅威に感じたことでしょう。
勉強会のテーマは、
『省庁の縦割り打破』
省庁間や部署間の連携が欠けていることで、行政運営が非効率であると語ってきた菅義偉さん。
行政サービスの効率化に向けて政策を進めるべく、勉強会を開きたかったんですね。
また、菅政権時代から注力してきた、『脱炭素社会の実現』や『霞が関改革』などもテーマに上がっていました。
“テーマは、脱炭素化社会の実現や霞が関改革など菅政権時代から注力してきたものだ。
今の日本が克服すべき課題と未来を見据えて対応すべき問題に取り組む。”
引用:https://diamond.jp/articles/-/299516
菅義偉さんが内閣総理大臣として推進したかった課題は、まだまだ残っていたんですね。
しかし菅義偉さんの思いも虚しく、勉強会の開催は先送りとなっています。
理由は、安倍晋三元総理が事件により急逝されたことにあります。
菅義偉さんは2022年7月13日にフジテレビのBS番組『プライムニュース』に出演。
勉強会開催について、
安倍元総理大臣が亡くなったことはものすごく大きなものがある。
こういう状況になったので、そこはいろいろ考えるところがある。
と語りました。
勉強会を検討していたが、安倍晋三元総理の逝去により政党内がざわついている今、
自分が動くことで、変に党内を混乱させるつもりはない。
だから勉強会は先送りとし、今は静観する。
そんな感じでしょうか。
“安倍元総理大臣が銃で撃たれて亡くなったことを受けて、自民党の菅前総理大臣は、自らの政権で掲げた政策を実現するため立ち上げを検討していた勉強会について、党内情勢の変化などを踏まえ、見送る考えを示しました。”
引用:https://www.nhk.or.jp/politics/articles/lastweek/86144.html
安倍晋三元総理とつながりが強かった、菅義偉さん。
政策を前向きに進めていきたい意志はありつつも、今は静観する構えのようです。
勉強会のテーマは分かりましたが、
目的は本当にそれだけなのか?
見ていきましょう。
菅義偉氏が勉強会を開催する目的とは?
菅義偉さんが勉強会を開催する目的は、公約した政策を果たすためです。
勉強会では菅政権時代にかかげたテーマを最重要と位置づけ、実現に向けて話し合う予定でした。
“菅氏は「公約した政策には責任がある」として、勉強会での最重要テーマを、菅政権発足時に掲げた、2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現とする考え。
併せて、不妊治療の支援策などにも積極的に取り組む意向とされる。”
引用:https://toyokeizai.net/articles/-/538885?page=2
公言しつつ就任してから手のひらを返したように政策から外す、
そんな政治家もいる中、国のトップまで昇り詰めた菅義偉さんは責任感が違いますね。
目的は分かりましたが、ほんとうは裏があるのでは?
そんな風に感じますよね。
今回注目されているのは、勉強会へ参加する議員の顔ぶれです。
自民党内では、
菅義偉さんに近い無派閥衆院議員のグループ、
『ガネーシャの会』(15人)
菅義偉さんを慕う無派閥参院議員のグループ(11人)
党外からは、
菅内閣時に総務相だった二階派の武田良太さん
麻生派を退会した、佐藤勉前総務会長と同調者数人
それだけではなく、菅義偉さんは元幹事長の石破茂さんとも連携も図ろうとしています。
メンバーの数も凄いですが、大物が多く関係していますね。
参加予定メンバーの顔ぶれから、勉強会発足の真の目的は、
『今後の政局混迷を見据えた動き』
と考えられています。
菅義偉さんの側近は、
『夏の参院選で自民が予想以上に苦戦した場合、次期総裁選に向けて、岸田総理を追い落とす準備』
と漏らしていたそうです。
しかし、2022年7月の参院選は自民党の圧勝でした。
ただ岸田総理の支持率は低下ぎみな部分もあり、今後の動き方はかなり重要になってきます。
返り咲きはあるのか?
今は静観と話していましたが、落ち着いたころの菅義偉さんの今後の動向に注目ですね。
まとめ
今回は、菅義偉さんの再登板の噂と勉強会について調査してきました
菅義偉さんについては、いかがでしたか?
菅義偉さんが首相に再登板してほしいという声が、大きくなっていましたね。
安倍晋三元総理の急な退任後も、積極的な姿勢で政策を進めた菅義偉さん。
当時はコロナ禍で世間には見えづらかった実績も、岸田政権に変わったことで、
菅義偉さんの良さが民衆に伝わったのかもしれません。
今後の岸田総理と菅義偉さんの動きから、目が離せませんね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。