木原龍一(きはらりゅういち)さんは、男子フィギュアスケート選手です。
過去にはシングルでも活躍されていましたが、2013年以降は主にペアで実績を出している有名選手です。
木原龍一さんはペアで滑るようになり、三浦璃来さんとコンビを組むまでに、2人歴代ペアがいます。
どんな方と滑っていたのか気になりますよね。また、なぜペアを解消されたのかも知りたいところです。
今回はフィギュアスケートペアで活躍されている木原龍一さんについて、歴代ペア3人とペアを解消した理由を調査していきます。
さらに、三浦璃来さんとの相性についても見ていきたいと思います。
Contents
木原龍一(フィギュア)の歴代ペアは3人!
木原龍一さんが組まれていた歴代ペアは3人です。
歴代ペアはこちら。
髙橋成美(たかはしなるみ)さん
須崎海羽(すざきみう)さん
三浦璃来(みうらりく)さん
みなさん、有名な女性フィギュアスケート選手ですね。
ペアを組まれた時期や、活躍された戦歴など、1人ずつ見てみましょう!
ペア:髙橋成美(たかはしなるみ)
木原龍一さんと髙橋成美さんがペアを組んでいたのは、2013年から2015年3月までです。
木原龍一さんと髙橋成美さんのペアは、2013-2014シーズンでグランプリシリーズに初出場。
2014年に開催するソチオリンピックの出場枠をかけた最終予選大会ネーベルホルン杯では、惜しくも11位。
しかし、エストニアが枠を返上し、繰り上がりでソチオリンピックへの初出場が決定しました。
出場したソチオリンピックでは、団体戦で総合5位、ペア個人戦はSP18位に終わっています。
2014-2015シーズンでは四大陸選手権に出場し10位。
その後出場した世界選手権では、19位。
全日本選手権では非公認ながらSP50点、FS100点を超える記録を出しています。
木原龍一さんは、2014-2015シーズンで髙橋成美さんとのペアを解消しています。
ペア:須崎海羽(すざきみう)
木原龍一さんと須崎海羽さんがペアを組んでいたのは、2015年から2019年4月までです。
髙橋成美さんとのペアを解消した木原龍一さんは、2015年6月17日に須崎海羽とのペア結成を発表しています。
木原龍一さんと須崎海羽さんのペアは、2015-2016シーズンより始動。
2015-2016シーズンでは、全日本選手権3位に入る好成績をだしています。
2016-2017シーズンでは、出場したアジアフィギュア杯で3位入賞。
昨シーズン3位だった全日本選手権では2位に入っています。
2017-2018シーズンは四大陸選手権8位、全日本選手権では初優勝。
須崎海羽さんとのペアで平昌オリンピックにも出場していますが、SPで21位と良い結果は残せず。
初出場の世界選手権でもFS進出とはならず、SP24位という少し残念な結果となりました。
2018-2019シーズンは全日本選手権で連覇。
日本代表に選出され国際試合が予定されていましたが、練習中の接触で脳しんとうを起こし、四大陸選手権と世界選手権は欠場。
2019年4月8日、須崎海羽さんとのペア解消を発表しました。
須崎海羽さんとは約4年間と長いパートナー関係にあり、シーズンごとに実績もついてきていたところですが、残念な最後となりました。
ペア:三浦璃来(みうらりく)
木原龍一さんと三浦璃来さんがペアを結成したのは、2019年8月5日です。
『りくりゅう』という可愛い愛称で世間の注目を浴びている2人は、2019-2020シーズンでグランプリシリーズNHK杯5位。
出場した四大陸選手権では8位と好成績をマークしていました。
しかし時代はコロナ禍へ突入し、世界選手権は中止。
ペア結成2年目をむかえた2020-2021シーズンの世界選手権ではSP8位を獲得し、初めてとなるFSへ進出、結果は10位。
フィギュアスケート最強国を決める、世界国別対抗戦にペアの日本代表として出場し、3位の好成績を残します。
その後、オータムクラシックで優勝。
グランプリシリーズでは、スケートアメリカで2位、NHK杯で3位となり、グランプリファイナルへの出場権を獲得。
北京冬季オリンピック代表に選出され、個人戦でのメダル獲得とはなりませんでしたが、団体での銅メダル獲得に大きく貢献しました。
須崎海羽さんとペアを組んでいた時と同様、毎シーズンの進化と実績の向上が素晴らしいですね。
三浦璃来さんとは9歳も年齢差があるなか、息のあった素晴らしい関係性を作れているようで、結果に結びつく要因となっています。
”日本のペアとして、1998年長野大会以来となるフリーに臨んだ19日。演技直前まで気さくに話しかける木原選手に、初出場の三浦選手も笑顔で応えた。
以前、そんな2人の関係性を尋ねられ、木原選手が自嘲気味に言った。「オジさんと少女ですかね」。
兵庫県出身の三浦選手が間髪入れずに突っ込む。「やだ。気持ち悪い。
ザ・ジェネレーションギャップはどう?」。
ぴたりと息の合った掛け合いが、演技と重なった。”
引用:https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2022/20220220-OYT1T50058/
年齢差を考えると、親子というよりは年の離れている兄妹といったところでしょうか。
仲の良い2人の躍進は、まだまだ続きそうです。
木原龍一さんが髙橋成美さんと須崎海羽さんのペアを解消したのは、どんな理由だったのか?
見ていきましょう!
木原龍一がペアを解消した理由は何だった?
木原龍一さんと髙橋成美さんがペアを組んでいた期間は、約2年と少し短い期間になります。
どんな理由でペア解消にいたってのか調べてみましたが、
髙橋成美さんとのペアを解消した詳細の理由は公表されていませんでしたね。
ペアの解消を言い出したのは、木原龍一さんからです。
当時のオフィシャルブログで、髙橋成美さんがコメントを出していました。
『数週間前、龍一から「解散したい」と話がありました。』
木原龍一さんと髙橋成美さんがペア解消に至った理由と言われているのはこの3つ。
不仲という噂があった
戦績が悪かった
前のペアとの違い
木原龍一さんと髙橋成美さんを調べてみると、『不仲説』がよく出てきますね。
2014年にソチオリンピックへ出場した際、キスクラでの様子から不仲では?という噂が流れたようです。
キスクラというのは、キス・アンド・クライの略で、選手とコーチが採点結果の発表を待つために設置されたスペースのこと。
キスクラでの2人は目を合わせることもなく、ハグもしませんでした。
最近の髙橋龍一さんはハグをよくしているイメージがあるので、確かに不仲に見えたのかもしれません。
髙橋成美さんとのペア期間は短かったこともあり、不仲ではなく単に深く知り合えていなかっただけなようにも感じますね。
不仲が関係しているかは分かりませんが、当時の2人はあまり良い成績を残せていません。
ソチオリンピックもエストニア欠場に伴う繰り上げがなければ、出場できませんでしたからね。
もともと髙橋成美さんは前のペアで好成績を残していますので、成績不振はペア解消の要因にはなり得たと考えられます。
木原龍一さんは髙橋成美さんがはじめてのペアとなりますが、髙橋成美さんの前のペアは、マーヴィン・トランさん。
髙橋成美さんとマーヴィン・トランさんは、2007年にペアを結成し2011年にはグランプリシリーズNHK杯で銀メダル。
2012年の世界選手権では、銅メダルを獲得しています。
マーヴィン・トランさんとは好成績を残している中、木原龍一さんとは大きな記録は残せておらず、2人の違いは解消に至った理由となりそうです。
木原龍一さんはシングルから転向してはじめてのペア組だったことや、ペア期間が短かったこともあるので、成績が伸びなかったのは仕方ない気もしますが。
一方、髙橋成美さんの次にペアを組んだ須崎海羽さんとペアを解消したのは、怪我によるものです。
木原龍一さんは手首の怪我に悩まされており、そこへ追い打ちをかけるように練習中の衝突で脳しんとう。
安静のため休養が必要となった木原龍一さんですが、2か月もパートナーを待たせるわけにはいかず、須崎海羽さんとペアを解消したと言われています。
木原龍一さんと須崎海羽さんは約4年と長い期間ペアを組んでいましたし、全日本選手権で連覇を果たすなど、良いコンビでした。
そのため、ペア解消を発表した時は『悲しい』というファンの声が多くありました。
木原龍一さんと須崎海羽さんのペアは世間に愛されていたんですね。
木原龍一さんの怪我がなければ、2人の活躍はまだ続いていたかもしれません。
しかし、現在のペア『三浦璃来』さんともペア期間は長くなっており、相性は良さそうですね。
2人の相性を見ていきましょう!
木原龍一と三浦璃来の相性は?
木原龍一さんと三浦璃来さんは相性抜群の最高のパートナーを言われており、自分達でも相性の良さを語っています。
相性について語ったコメントはこちら。
三浦
「最初に滑った瞬間から、絶対にうまくいくと確信しました」
木原
「言葉では言い表せない、相性というのがペアにはあるんだなと思います」
三浦璃来さんはペアはどちらかがあわせるイメージをもっていたそうですが、木原龍一さんと滑ることで、『お互いに合う』ということが理解できたと言います。
木原龍一さんと三浦璃来さんがペアを組んだのは2019年8月。
木原龍一さんが29歳で、三浦璃来さんが19歳のときです。
木原龍一さんは怪我により一線を離れていた状態で、成績不振も続いていたため、引退も視野に入れていました。
また、三浦璃来さんも前のペアを解消したあとで、ペアを模索中の状態。
そんなどん底だった2人はトライアウトで出会い、滑った瞬間に相性の良さを感じ、ペアを結成。
2019年11月のNHK杯で自分たちが目標としていた得点を大きく上回り、5位と好成績を出します。
世界選手権で10位をマークし、木原龍一さんは繰り上げではない、自らオリンピック出場枠を獲得。
この結果は、木原龍一さんと三浦璃来さんの大きな自信に繋がっています。
”「世界と戦う自信はつきました。夢だったものが現実的に見えてきました」(木原)
「ミスがあっても昨シーズンのNHK杯より点数を出していただいたので、頑張っていきたいです」(三浦)”
引用:https://number.bunshun.jp/articles/-/850733?page=3
2人が感じた自信は、北京オリンピックでの団体3位銅メダルへの貢献という大きな実績となりました。
周りを笑顔にしてくれると話題になるほど相性抜群の2人の躍進は、まだまだ続きそうです。
まとめ
今回は木原龍一さんについて、歴代ペアとペアを解消した理由、三浦璃来さんとの相性も調査してきました。
最近の木原龍一さんを見ていると三浦璃来さんと本当に楽しそうに滑っているので、成績不振で悩んでいた時期があったことは驚きました。
須崎海羽さんとのペア組時は、怪我にも悩んでいたんですね。
相性抜群の三浦璃来さんと出会えたことは、奇跡だったのかもしれません。
三浦璃来さんとのペアでどこまで成績を伸ばしていけるのか、2人のこれからに大きく期待しています。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。