ドイツ・ブンデスリーガのSCフライブルクで活躍している堂安律(どうあんりつ)さん。
日本代表にも選出されており、2022年11月23日から開幕しているワールドカップカタール大会でもドイツ相手に得点を挙げる大活躍を見せています。
そんな堂安律さんですが、日本代表の森保一監督を批判していたという噂があります。批判の理由は代表落ちのせいと言われていますが、本当なのでしょうか?
今回は堂安律さんについて森保一監督批判の噂と不仲説を調査していきます。
堂安律が森保監督批判ツイートをしていた?
ワールドカップカタール大会で大活躍している堂安律さんですが、一時期噂となったのは森保監督批判です。
堂安律さんは2022年3月16日に森保一監督を批判していると言われるツイートをしています。
そのツイートはこちら。
これだけだと、批判とは思えませんよね。
こちらのツイートは、オーストラリア戦とベトナム戦で起用する代表メンバーが発表された後の投稿です。
当時堂安律さんは怪我などしておらずアイントホーフェン所属として、現地でも活躍していた時期。
かなり強気な性格で有名な堂安律さんなので、不満が漏れてしまったのでしょう。
しかし、ツイッターという誰でも閲覧できるコンテンツで気持ちを表してしまうところは、プロ意識が低いと思われても仕方がないかもしれません。
捉えようによっては、前向きな姿勢とも感じますが難しいところです。
堂安律さんのツイートについて、もう少し深堀して見ていきましょう。
堂安律が森保監督を批判?したのは代表落ちのせい?
堂安律さんが森保一監督を批判したと思われるツイートですが、なぜ投稿したのか?
それは、怪我などをしていなかったのに2022年3月の代表選考から外れたことにあります。
FIFAワールドカップカタール大会出場に王手をかけていた日本代表は、2022年3月24日にオーストラリア代表と対戦予定。
また同月の29日には埼玉スタジアムでベトナム代表と戦う予定でした。
大事な2戦となる選考でしたが、海外の最前線で活躍していた堂安律さんは招集外となっています。
”PSVアイントホーフェン所属の堂安律は直近のリーグ戦でピッチに立っているにもかかわらず招集外に。”
引用:https://football-tribe.com/japan/2022/03/16/239010/
招集外となったことが分かった堂安律さんは、皮肉ともとれる先ほどのツイートを投稿。
このツイートは直接的に森保一監督を批判したものではありませんが、一部のファンからは批判しているという見方をされてしまいました。
”「森保のこと嫌ってるだろうなあ」、「森保を煽ってる」、「皮肉っぷり全開だな」というコメントも見られるなど、森保一監督を暗に批判しているという見方も広まっている。”
引用:https://football-tribe.com/japan/2022/03/16/239010/
堂安律さんは2022年1月27日開催の中国戦では後半途中から試合に出ましたが、次戦2月1日のサウジアラビア選では出番がありませんでした。
そういった経緯もあり、不完全燃焼となっていた部分もあったのかもしれません。
森保一監督が堂安律さんを選考から外したのは、不仲だからなのでしょうか?
不仲説について見ていきましょう。
堂安律と森保監督は不仲?本当は
日本代表の選考から外れた理由は、堂安律さんと森保一監督が不仲という噂が流れました。
しかし、森保一監督は2022年5月20日に不仲説を完全に否定しています。森保一監督は2022年6月のブラジル戦に向けて日本代表メンバーを発表。
その代表メンバーには3月の招集で外れた堂安律さんの名前がしっかり入っていました。
不仲説が広く出ていたこともあり、会見の席で森保一監督は記者から直線的な質問を受けます。
”森保監督は、会見の席で「(堂安の)態度の問題で戦力外通告があったという噂が流れていた。和解して戻したのか、まったくそういうことがなかったのか」とストレートな質問を受けた。”
引用:https://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/202205200000575.html?
これに対して森保一監督は、『事実ではないのでどう答えていいか…。事実ではありません』と回答。
態度による戦力外通告について完全に否定しました。
日本を背負って立つ代表の監督が、不仲という理由だけで選手を選考から外すとは考えにくいので、森保一監督の言葉が真実である可能性は高そうです。
どちらかと言えば、代表選考を1度外すことで堂安律さんの精神的な成長を促したとも考えられます。
代表選考から外れた後の堂安律さんの成長が分かる記事がありました。
こちらです。
”今夏ぐらいから、堂安(フライブルク)の雰囲気が変わった。
自己主張するような発言は減り、仲間やチームへの思いを口にするようになった。
念願のワールドカップ(W杯)初出場を果たし、殊勲の同点ゴールを挙げたドイツ戦後もそうだった。”
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/f4581deb0fe9a4b874a85f68d447a577e9c82801
その強気な性格から自己主張が多かった堂安律さんは、2022年3月の代表選考から外れたことで、気持ちに大きな変化がありました。
『3月に客観的に代表戦を見て、輝いているみんなを見てかっこいいなと思ったし、この一員になりたいなと、改めてその気持ちになれた』
前線から離れて試合をみることで、改めて日本代表として活躍したいという思いに気づけたのかもしれません。
また、サッカーで大切となる『チーム一丸』という大事なことに気づけたのでしょう。
いくら上手い選手がいても、1人では戦えないのがサッカー。
森保一監督は堂安律さんを代表から外すことで、たくさんのサッカーファンから批判を受けました。
その批判を受けてでも堂安律さんに伝えたかった思いが、招集外と6月の再選考にあったように感じます。
結果として堂安律さんは、初戦のドイツ戦でも自分の役目をきっちりこなし起点となる得点をあげ、試合終了後の会見でも『チームのために動く』という言葉を語っていました。
若きスーパースターの大きな成長に森保一監督は一役買ったということですね。
まとめ
今回は堂安律さんについて、森保一監督批判や不仲説を調査してきました。
森保一監督批判については色々思うところはありますが、2022年1月の中国戦から11月のドイツ戦に繋がる感動エピソードのようにも感じます。
堂安律さんの魅力は、強気な性格と周りの追従を許さないテクニックにあります。
そこに代表招集外という挫折をあじわうことで精神的な成長も加わり、一回り大きな人間に成長しています。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。