高級料亭「船場吉兆」が原材料の偽装、料理の使い回しをしていたことが発覚した「船場吉兆事件」
会見では女将と長男の会見が「ささやき会見」として話題になりました。
その会見で超マザコン?ぶりを発揮していた船場吉兆の長男は現在どうしているのでしょうか?
そして、船場吉兆事件とはどんな事件だったのか?ささやき会見とは?動画も合わせてチェックしていきたいと思います。
船場吉兆の長男の現在は?次男は飲食業で再出発!
船場吉兆の長男(当時の代表取締役:湯木喜久郎氏)の現在はどうされているのでしょうか。
2015年に次男(湯木尚二氏)が雑誌インタビューに答えています。
次男:湯木尚二さん
父も母も、現在は年金暮らし、飲食業にはまったく携わっていません。兄は、飲食業から足を洗って、現在はまったく違う業界で勤め人をしています。
女将は現在、年金暮らしをしており、飲食業からは撤退しているようです。
そして長男の兄は、飲食業から足を洗って現在は全く違う業界で働いているとのことでした。
しかし、インタビューに答えた船場吉兆・次男、湯木尚二氏は再び、飲食業を再開し心機一転再出発していました。
船場吉兆時代から懇意にしてくれていた業者の方から声をかけてもらったことがきっかけで働くようになり、自身で(株)プラス思考というコンサル会社を設立されています。その後も順調にお店を出店されていました。
長男・兄は飲食業はもうこりごりといったところでしょうか。
悪質だった!船場吉兆事件とは?
では、大阪の老舗料理だった「船場吉兆」の事件とはいったいどんな事件だったのでしょうか?内容を詳しくみていきたいと思います。
2017年10月:原材料の偽装、料理の使い回しが発覚しました。
主な内容はこちら↓
- 地鶏の産地偽装
- 食材の使い回し 消費
- 賞味期限切れの菓子・惣菜の販売
- みそ漬けの産地偽装
- 無許可での梅酒製造及び販売
発覚前の船場吉兆は大繁盛しており、料亭の経営だけではなく、百貨店にも船場吉兆ブランドを卸していました。
では、業績が良いのになぜ、料理の使い回し等を行ったりしたのでしょうか。
次男の尚二氏によると、事業を大きくしたいと思うあまり各現場に目が届かなくなっていったことが原因だったと語っています。
確かに賞味期限のすぎた食材を捨てるのは勿体無いですし、少しでもコストを抑えようという気持ちはわかります。
ただ、食料品なのでそれはあってはならないこと!なのです。お客様が口にするものなのですから、何かあってからでは遅いのです。
そのようなことがあり、船場吉兆の名前は全国に広まっていきました。
さらに輪をかけて最悪の事態を招いたのが、2ヶ月後に開催された謝罪会見でした。
同年12月に開いた謝罪会見では、記者からの質問にしどろもどろで答えられなかった長男を助けようと女将が隣でささやいた言葉が全てマイクを通っていたのです。
そのときの動画をチェックしてみましょう!
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【動画】船場吉兆|長男の超マザコン「ささやき会見」をチェック!
2007年10月に食料品偽装、使い回しが発覚した船場吉兆ですが、同年12月に謝罪会見を開きます。
ただ、この会見は信用を取り戻すことはおろか、奈落の底に落ちていくことに・・・。
代表取締役である長男の横で女将が質問の回答をささやくも、その声がマイクを通っていたのです!
- 「大きい声で」
- 「記者の眼を見て」
- 「頭が真っ白になったと」
この名付けて「ささやき女将」は、動画はこちらです。
引用元:YouTube
のちに、この会見のことを長男・喜久郎氏は母親に「あんなこと言わなくてもよかったのに!」と怒ったようですが、時すでに遅し・・・でしたね。マザコン社長と呼ばれるように。
さらに、この会見は「ささやき会見」「ささやき女将」としても話題になり、信頼を取り戻すことなく2008年5月に船場吉兆は廃業してしまいます。
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さいごに
2007年に日本全国を賑わせた大阪の老舗料亭「船場吉兆」さん。ささやき会見で話題となった長男は現在は飲食業とは全く別のお仕事をされているということでした。
そして一躍話題となった「ささやき会見」は今後も船場吉兆問題の名場面として語り継がれることでしょう。